スペシャル
公式サポーター 結城 アンナ

グランマ・モーゼスの絵を見ると、突然穏やかな気持ちになります。まるでモーゼスおばあちゃんが、私に語りかけるように感じるのです。メッセージには優しさと安心感があります。“この世界は良いところです”“すべて大丈夫よ。あなたの周りのすべての美しいものを見て、今を楽しんでください”と。

グランマ・モーゼスは、色鮮やかな自然の風景や、彼女自身が住んでいたアメリカの田舎の生活の風景を題材に絵を描きました。80歳で初めて個展を開き、101歳で亡くなる年まで続いたという彼女のキャリアは圧倒的に素晴らしく、たくさんのインスピレーションが湧いてきます。

1940 年に、きちんとした美術教育も受けないまま、高齢で女性であるというハンデにも逆らって、彼女は大きく一歩を踏み出し、たくさんの絵を描き、その作品は大小さまざまな展覧会で紹介されました。すぐに彼女の作品はアメリカ人や世界の人々の心をとらえました。今では美術館や熱心なコレクターたちが、彼女の絵を高値で買い続けているほどです。

私たちの世界が未知の領域にめまぐるしく移り変わる今、同じペースを保ってぶれずに生きることはとても難しいです。農家の仕事、家族、コミュニティを中心としたシンプルな暮らしや自然の無敵の美しさといった、今も変わらないノスタルジックなテーマのグランマ・モーゼス展ほど、時代に沿った展覧会はないでしょう。まして、このアーティストが女性であり、おばあちゃんであり、自分の持って生まれた運命を受け入れ、あきらめなかった人だと知ることで、さらに心が強く動かされ魅了されるのです。

今だからこそ、共感を持つことができるメッセージがみなさんにも届くと思います。

結城アンナ
スウェーデン生まれ。10代からファッション誌・CMなどでモデルとして活躍。夫は俳優・岩城滉一氏。夫婦でCM・テレビ番組などにも出演。60歳を迎えてから、本格的に芸能活動を再開。著書やSNSで自らのファッションやライフスタイルを発信し、自然体の魅力に人気を集め、テレビ・雑誌・トークショーなど、幅広い分野で活躍中。自身の描くイラストの世界観にも注目されている。初の60代向けファッション誌『素敵なあの人』のカバーモデルを務めている。著書に『自分をいたわる暮らしごと』『北欧が教えてくれたシンプルな幸せの見つけ方』
公式テーマ曲 金髪のジェニー
演奏:辻井伸行
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辻井伸行
2009年6月、「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。ニューヨークのカーネギーホールの主催公演、イギリス最大の音楽祭「プロムス」へのBBCフィルとの出演、ウィーン楽友協会やベルリン・フィルハーモニー、パリのシャンゼリゼ劇場などの世界の著名なホールでの演奏会はいずれも絶賛され、ゲルギエフやアシュケナージなどの世界的指揮者との共演も常に高い評価を受けている。CDも積極的に発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても高い人気を誇り、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」を受賞したほか、数多くの映画やドラマのテーマ曲を手掛けている。

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